リサイクルショップ開業の心得

地球にやさしい環境のためもっとリサイクルを

高品質リサイクルプラ加工への挑戦

プラスチック製品による海洋汚染が世界的な課題となっている現状ですが、このプラスチックごみ削減に向けた官民あげた取り組みが進んでいくようですね。

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リサイクルプラ加工

創業64年になるプラスチック容器の老舗企業である奈良の第一化工の工場では、毎月約200トンの原料を使い、飲料や調味料、化粧品といった私たちが日常的に手にしている容器を製造しているのですが、この2年ほど前から、業界ではリサイクルした原料や植物由来の特殊なバイオマス素材を使った容器のニーズが高まっていているのだそうです。

とはいえ、リサイクルやバイオマス素材を使った容器の開発は、品質やコストがかかるといった問題に加え、技術的な難しさがあるうえ、プラスチック容器に求められている、内容物に影響を与えず保存できる品質と、美しい外観を作り出すのは難しく、これまでのリサイクル品だと、容器が黄色みがかるなどの問題があり、特に化粧品容器に使われることは基本的になかったのだそうです。

とはいえ、現状、これまで容器の透明度などにこだわってきた化粧品業界も、環境への配慮にかじを切りつつ、中でもアジアを代表する化粧品メーカーである資生堂はいち早く取り組みを始め、平成27年以降、ボトルにリサイクル原料を使用し、リサイクルしやすい単一素材の活用や、自社製品の容器を回収して再利用する取り組みを進めているのだとか。

やはりこのようなムーブメントはその業界を引っ張っていく企業が率先して導かなければ進んでいきませんよね。