リサイクルショップ開業の心得

地球にやさしい環境のためもっとリサイクルを

植物原料のプラスチックを肥料に

植物を原料とするプラスチックのうち、自然界で分解しにくい種類の製品を一般的な薬品のアンモニア水で分解し、リサイクルする技術を開発したという発表がありました。

この発表は、東京工業大の青木大輔助教(高分子化学)らの研究チームが行ったもので、分解の際に発生する尿素は肥料になり、有害な廃棄物は出ないのだそうで、廃プラスチックから再び植物へと資源を循環させる技術として期待されています。

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リサイクル新技術

新技術で分解するのは、植物の糖分から作られる物質「イソソルビド」を多数結合させた形のプラスチックで、二酸化炭素の排出抑制につながる材料として、自動車の内装部品や容器などの用途向けに国内メーカーが生産しているのですが、研究チームは、このプラスチックをアンモニア水に入れて約90度に加熱すると、イソソルビドと尿素に分解できることを発見したのだそうで、発生した尿素やイソソルビドを肥料として使い、植物を栽培することにも成功しているようですよ。

イソソルビドはプラスチック原料にも再利用できるのだとか。

これは今後の発展に期待大ですね。