リサイクルショップ開業の心得

地球にやさしい環境のためもっとリサイクルを

素材スタートアップのTBM、エンビプロと組みリサイクル

石灰石由来の新素材を手掛けるスタートアップのTBMが、リサイクル業のエンビプロ・ホールディングスと連携し、リサイクル事業に乗り出すようで、新工場を2022年秋に稼働させるにあたり、工場のオペレーションを担う人材をエンビプロから招く。自社素材とプラスチックを年間約2万トン回収し再生する規模を目指すのだとか。

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TBMは、エンビプロと業務提携契約を締結し、工場設備について助言を受け、運営の知見を取り込み、営業でも連携し、エンビプロの取引先を開拓するようで、工場運営では、TBMはエンビプロHDから現場を管理する人材を派遣してもらい、派遣された人材は、期間中はTBMのリサイクル工場の業務に専念する見込みとなっているようです。

TBMは石灰石由来の独自素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・販売し、ライメックスはプラスチックや紙を代替し環境負荷を減らす新素材として期待されています。

同社はライメックスの生産拠点として宮城県にある2工場を持つが、リサイクル拠点として神奈川県横須賀市に新工場を立ち上げ、関東圏で回収されるライメックスやプラスチックをリサイクルするようで、横須賀工場の処理能力は年間約4万トンを計画し、そのうち半分にあたる約2万トンをエンビプロとの連携にあてる。今後も他社と協業してリサイクル事業を拡大する方向です。

リサイクル事業では、大手の廃棄物処理会社などからライメックスとプラスチックを回収し、近赤外線をあて波長を測定することで、プラスチックの中からライメックスを選別、それぞれの素材を粉砕し洗浄した後、高温で溶かしてペレットにする。これを外部企業に委託して新しい用途向けに成形します。