リサイクルショップ開業の心得

地球にやさしい環境のためもっとリサイクルを

国内初、リサイクル金属ブランド「REMINE」誕生


三菱マテリアル株式会社が、非鉄金属製品におけるリサイクル材料の含有率を明示した国内初となるリサイクル金属ブランド「REMINE」を立ち上げ、その第一弾として「電気錫」および「電気鉛」を販売。

「電気錫」と「電気鉛」

サステナブルな社会の実現に向け、資源循環・環境負荷低減の観点から、サプライチェーンにおける製品中の原材料などの情報の透明性ならびに追跡可能性を確保することは、ステークホルダーへの責任であるとともに、製品が環境に与えるインパクトを数値化することが、より一層求められており、「REMINE」シリーズは、このような社会的なニーズに対して、三菱マテリアルが培ってきた強みであるリサイクル技術を用いた非鉄金属製品について、国際規格ISO14021(JIS Q14021)に準拠してリサイクル材料含有率を算出し、第三者機関(SGSジャパン株式会社)による検証を受けた、より高い信頼性を確保した非鉄金属製品となります。

最初の製品は、リサイクル材料含有率100%の「電気錫」と99.6%以上の「電気鉛」。

、本製品の製造拠点である三菱マテリアル生野事業所(電気錫)、細倉金属鉱業株式会社(電気鉛)では、2024年度以降、実質的な再生可能エネルギー電力(*4)を100%使用する予定です。

廃プラスチック油化して再利用

CFPが、廃プラスチックを油化して再利用するケミカルリサイクル事業を始めるのだそうで、2022年11月に開設した岡山ケミカルリサイクル工場のプラントを1月から本格稼働させるようです。

プラント稼働
これまで、CFPは廃プラ油化プラントを自社開発し、国内外で3件の納入実績があり、今回、廃プラのケミカルリサイクルを事業化するため自社工場で稼働させ、プラントの処理能力はそれぞれ年間3000トン、6000トン、3000トンとなっています。

対象となる樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンで、400度C強まで加熱して熱分解し、軽油や灯油とほぼ同等の成分の油が得られるのだそうで、蒸留工程を組み込むことで低温でも固化しにくい油が得られるのが同社方式の特徴となっています。

廃プラ1トンから得られる油は約80%に当たる約1キロリットルで、残りの17%がガス、3%が残渣になり、ガスはプラントを操業させる燃料に、残渣は炭素分が多いため黒い顔料などに利用するのだとか。

精製した油は、三井化学旭化成アドバンスへの販売が決まっており、三井化学は大阪工場で、バージンナフサと混ぜて石油化学原料として使い、旭化成アドバンスでは各種プラスチックの原料として販売。

旭化成向けの供給量は公表しており、廃プラ処理能力年間3000トン分で、リサイクル原料が適切に管理されていることを示す「ISCC PLUSの認証を1月中に取得する計画で、適切なプロセスのもとでの廃プラケミカルリサイクルが本格的に動き始めることになります。

チクマが推進するリサイクル活動

チクマが、春日部市消防本部様とSDGsの17の目標のひとつである「12:つくる責任 つかう責任」の達成に向け、消防服のリサイクルを開始。

消防服

消防服は、犯罪等の不正利用防止のため再利用などのリサイクルが難しく、春日部市消防本部では役目を終えた消防服を産業廃棄物として焼却廃棄していたことから、限りある資源の有効活用や環境問題の点で課題があったのだそうです。

繊維商社であり主にユニフォームを取り扱うチクマでは、従来、大量生産・大量消費・大量廃棄型製品とされていたユニフォームをゴミにしない活動を進めており、リサイクルでつくる資源循環型社会の達成のために取り組みを進めていて、今回、春日部市消防本部様で使用している制服、活動服、救助服等の消防服について、広域認定制度を取得しているチクマが回収し、自動車内装材等にマテリアルリサイクルを実施するようです。